最後の恋だと、笑って下さい。
自分はきっと、恋愛には向いてない。
ずっと、そう思っていた。
何故か、なんて……。
そんなの決まってる。
このあやかしの目が、邪魔だった。
彼女との出会いは、けっこう危機的な状況の真っ只中。
「誰もが考えているような大恋愛」とは、とてもお世辞でさえも言えないと思う。
それでも、自分にとっては人生最大の恋。
きっと、最初で最後。
愛しい君とのこの恋が、ずっとずっと末長く続きますように……。
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