confused me
-Day 1-
「あははっ、可愛い顔してるよね、本当に」
「......誰ですか」
舌なめずりをする男。
そんな男が、私の上に乗っている。
いわゆる、馬乗りと言うやつだ。
「忘れたの?ひひっ、君の大好きな人だよ」
「...誰ですか」
「わからないんだね...ううん、きっと覚えてるけど、びっくりして名前が出てこないんだよね?」
男が嬉しそうに頬を染めながら、私の首に手をかける。
それはただ触れるだけで、力は入っていない。
「僕はねぇ...京極 律だよ」
「きょうごく...りつ...」
聞き覚えはある。
でもそれはまた別の京極だ。
京極夏彦と言ったか、作家の名前しか出てこない。
「ごめんねぇ、迎えに来るの、こんなに遅くなっちゃって。ふふ、あまりにもゴミが多すぎて、足を取られたんだ」
「......誰ですか」
舌なめずりをする男。
そんな男が、私の上に乗っている。
いわゆる、馬乗りと言うやつだ。
「忘れたの?ひひっ、君の大好きな人だよ」
「...誰ですか」
「わからないんだね...ううん、きっと覚えてるけど、びっくりして名前が出てこないんだよね?」
男が嬉しそうに頬を染めながら、私の首に手をかける。
それはただ触れるだけで、力は入っていない。
「僕はねぇ...京極 律だよ」
「きょうごく...りつ...」
聞き覚えはある。
でもそれはまた別の京極だ。
京極夏彦と言ったか、作家の名前しか出てこない。
「ごめんねぇ、迎えに来るの、こんなに遅くなっちゃって。ふふ、あまりにもゴミが多すぎて、足を取られたんだ」