confused me

-Day 9.5-

「っはは...雑魚のくせに、よくやるよね」


コンクリートに手を付きながら歩く。
その横には無言で、深海魚が並んでいた。


「.......無理をするな」


「黙れ深海魚...僕はこれから帰って、あのこと2人でイチャイチャ...するんだよ」


腹を打たれた。足を刺された。

深海魚が応援を呼んだだけあって、人数は確かに多かった。


「俺は魚ではなく人間だが?」


「はっ...よく言うよね...深海魚みたいに...醜いくせに」


とうとう歩けなくなって膝を付く。
帰らなきゃ。

優里にご飯を作って、食べさせて、抱きしめて、キスをして、愛を伝えなきゃ。


あの子は昔から寂しがり屋だから、僕がそばにいないと。

早く、帰らないと...―――――
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