confused me

-Day 18-

あれから一週間、私は出ていかなかった。
足枷をつけて、鍵を廊下に投げ、ドアを閉めた。

もうこれで、私が外に出ることはなくなる。


食料は、一応運んできた。

貯蔵庫のようなものにあった果物と、ゼリーと、お菓子。

どれも私が好きなもので、律さんを思い出せない自分に、苛立ちを覚えた。


「...よし、勝った」


ゲームで“WINNER”と表示される。
そう、私は勝った。

大丈夫。律さんなら、殺されることは無いだろう。


殺したって、私もいつか死ぬのだから同じだ。

そんなことを考えるのはもう重症で、きっとどの頭の病院に行っても治りはしない。

末期だ。


敵にボムを投げる。
いい感じに爆発して、いい感じに、インクが飛び散った。


「......あとちょっと」
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