confused me

-Day 18.5-

すやすやと眠る優里の髪の毛を避ける。
可愛い寝顔が露になった。


“ボスがあの女に出て行けと指示した”


“午前中見に行ったが、鍵が空いていたぞ”


焦った。本当に。
約束してくれたのに、優里が出ていったと。

でも実際は違った。

鍵が空いていただけで、でてはいなかった。

ちゃんと足枷をつけて、ゲームをしていた。俺がどれだけキスしても、抱きしめても、今日の彼女は受け入れてくれた。

抱きしめてくれたし、キスに応えてくれた。

彼女の頭を撫でると、すりすりと頭を擦りつけてくる。


「ひひっ、かわいいなぁもう...」


“出ていかなきゃリツを殺すと脅したようだ”


“でも実際、お前は殺されるようなやつじゃないだろう”


眠っている優里にキスをする。
そして、抱きしめる。

離さないからね、優里。


そう心に誓って、僕も優里の横で眠った。
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