confused me
「どうしたら許してくれます?」


「......」


何も言わない僕に、ため息を着く優里。
呆れられただろうか...

そんな不安に陥っていると、急に彼女が背中に乗った。


「ぎゅー...なんつって」


「やだ」


「え?」


「...正面からしてくれないとやだよ」


起き上がって手を広げた僕に、優里はぎゅっとしてくれる。

ぐりぐりと、僕のお腹に頭を擦りつけた。


「っ、かわいいなぁ...」


「...律さん」


可愛い声で優里が僕を呼ぶ。
次の言葉を聞いて、問答無用で押し倒した。




「......許さないよ、そんなこと」
< 95 / 100 >

この作品をシェア

pagetop