confused me
-Two years later-
あれから2年。
僕は19に、優里は17になった。
優里が逃げないことに安心して、僕は彼女の足枷も外した。
しかし彼女は、もう一度それをつけ直した。
「...私がこの部屋にいて、足枷をつけていれば、永遠に愛してくれるような気がするんです」
ゲームをしながら、淡々と言った言葉だったが、満足させるには十分。
永遠に愛し続ける以外に、何があるのか。
「ねぇ、優里」
「なんですか、律さん」
敬語もさん付けも何も変わらない優里。
でも、何も変わらないから、安心する。
「2年経ったよ、もう」
「...そうですか。早いものですね」
「もう、2年なんだよ」
「......そうですね」
僕は19に、優里は17になった。
優里が逃げないことに安心して、僕は彼女の足枷も外した。
しかし彼女は、もう一度それをつけ直した。
「...私がこの部屋にいて、足枷をつけていれば、永遠に愛してくれるような気がするんです」
ゲームをしながら、淡々と言った言葉だったが、満足させるには十分。
永遠に愛し続ける以外に、何があるのか。
「ねぇ、優里」
「なんですか、律さん」
敬語もさん付けも何も変わらない優里。
でも、何も変わらないから、安心する。
「2年経ったよ、もう」
「...そうですか。早いものですね」
「もう、2年なんだよ」
「......そうですね」