隣のイケメン先生にドキドキが止まらない~内緒の授業は放課後に~
俺の中ではそれがスローモーションで…


その姿全てが…


眩しくて、どうしようもなく可愛く写った。


『どうしたの?そんな怖い顔して』


『こ、怖くない。これが俺の顔だし』


『佑都は意地悪な時あるけど…いつもはそんな怖くないもん』


『…』


『やだ、黙らないでよ』


『お前さ…陽愛って、誰か好きな人いるのか?』


勇気を出すって、こういうことか?


心臓、ヤバい。


体がガチガチで吐きそうだ。


『いきなり変なこと聞くんだね。私は…』


息を飲む。


ゆっくり答えを待った。


今は海の声も、雑踏も…何も耳に入らなかった。


ただ、陽愛の声だけが聞きたくて…


『私…いるよ、憧れの人…っていうか、好きな人…っていうか』


その答えにドキッとした。


『憧れ…?』


憧れてるとしたら…やっぱり…


『…うん。よくわからないけど、やっぱり近くにいたらドキドキするし、嬉しいから…これって「好き」ってことかなって』
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