隣のイケメン先生にドキドキが止まらない~内緒の授業は放課後に~
確かに…


寂しいよね。


『せ、先生もさ、みんなの出番に行くのは大変だから…ね。平等にしてるんだよ、きっと』


『…ねえ、陽愛。私、この学園祭が終わったら、五十嵐先生に告白しようと思うんだ』


え…


嘘…


『そうなの?』


『うん。まだいつ言うかは決めてないけど、近々』


『…そっか。そっか…』


あれ、これ以上言葉が出ないよ。


『陽愛は応援してくれるよね?』


『あ…あのね、優香。実は…私』


『お~い、そこ!!早く手伝え!』


うちの学級委員が私達を呼んだ。


ほんと、タイミング悪い。


『はいは~い』


あ~あ、行っちゃった。


何なんだろ、これ。


『陽愛も早く~』


『う、うん!』


2人でクレープ屋の中に入って、当番じゃないのに手伝わされて…


でも、こういうの…すごく楽しいって思う。


青春…?なのかな、たぶんこういうのが。
< 57 / 81 >

この作品をシェア

pagetop