御曹司社長は恋人を溺愛したい!
「そうなんです。しかも、菜々子さんと雅冬さんと引き離して、綾香さんと雅冬さんを結婚させれば、一時的に副社長を解任しても、いずれは息子を社長にとでも思っていたんじゃないですか」
「ずっと俺の母親は瑞生に勝つことだけを目標にしてきたのに俺が瑞生の下についたのが、気に入らなかったんだ。だから、親父と共謀したんだろうな」
聖子さんの執念が凄すぎる……。
「まあ、前副社長が株をこちらに売却してくれた時点で勝負はついていましたが、二度とこんなことが起きないようにしておかなくてはね」
八木沢さんはにこやかに笑い、コーヒーを飲んだ。
「後は会長のおじいちゃんがお仕置きしてくれますよ」
有里さんはチーズケーキを頬張りながら言った。
「私だけ、ずっと振り回されていたってことですか」
恨めしげに雅冬さんを見た。
「内容が内容だけに言えなかったからな」
「そうですけど…」
「ずっと俺の母親は瑞生に勝つことだけを目標にしてきたのに俺が瑞生の下についたのが、気に入らなかったんだ。だから、親父と共謀したんだろうな」
聖子さんの執念が凄すぎる……。
「まあ、前副社長が株をこちらに売却してくれた時点で勝負はついていましたが、二度とこんなことが起きないようにしておかなくてはね」
八木沢さんはにこやかに笑い、コーヒーを飲んだ。
「後は会長のおじいちゃんがお仕置きしてくれますよ」
有里さんはチーズケーキを頬張りながら言った。
「私だけ、ずっと振り回されていたってことですか」
恨めしげに雅冬さんを見た。
「内容が内容だけに言えなかったからな」
「そうですけど…」