御曹司社長は恋人を溺愛したい!
受付前を通ったけれど、凛々子は雅冬さんばかりみていて、こっちは目に入っていない。
受付前のお客様を待たせたまま、手を振ったり、笑顔を振りまいたりしているけど、まったく雅冬さんは気づいていなかった。
妹よ…仕事しなよ…。
秘書室に行くと、ずらっと秘書達が並んでいた。
「雅冬さん。宮ノ入常務から婚約者を選ぶと言われて、こちらにきたのにどういうおつもりかしら」
「聖子おばさまが何て言うかしらね」
「私達への当てつけの様に掃除のおばさんを選ぶなんてありえないわ」
ふんっと雅冬さんは鼻先で笑い飛ばした。
「秘書の仕事を一つもしないくせにババアのご機嫌とりだけはうまいな。自分に魅力がなかったのを人のせいにするな。体を使ってまで、誘ったわりに大したことなかったしなぁ?」
さ、さ、誘うってそういうこと!?
やっと合点がいった。
受付前のお客様を待たせたまま、手を振ったり、笑顔を振りまいたりしているけど、まったく雅冬さんは気づいていなかった。
妹よ…仕事しなよ…。
秘書室に行くと、ずらっと秘書達が並んでいた。
「雅冬さん。宮ノ入常務から婚約者を選ぶと言われて、こちらにきたのにどういうおつもりかしら」
「聖子おばさまが何て言うかしらね」
「私達への当てつけの様に掃除のおばさんを選ぶなんてありえないわ」
ふんっと雅冬さんは鼻先で笑い飛ばした。
「秘書の仕事を一つもしないくせにババアのご機嫌とりだけはうまいな。自分に魅力がなかったのを人のせいにするな。体を使ってまで、誘ったわりに大したことなかったしなぁ?」
さ、さ、誘うってそういうこと!?
やっと合点がいった。