御曹司社長は恋人を溺愛したい!
「しっ、仕事中ですから」
「答えは?」
目を細め腕を掴んだまま、答えるまで離してくれそうにない。
「嫌いではないです」
「お前!もっと言いようがあるだろ!」
「仕事中はちょっと」
「仕事中じゃなかったら、よかったのか」
雅冬さんはブツブツ言いながら、タイ焼きの尻尾をかじった。
「タイ焼き、初めて食べたけど、うまいな」
こっちの気も知らないで、雅冬さんときたら気楽なものだ。
凛々子は絶対になにか仕掛けてくる。
タイ焼きをのんきに食べてる場合じゃないよね。ほんと。
鬱々とした気持ちでタイ焼きの頭をかじったのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
仕事が終わると、運転手さんがいつも自宅まで送ってくれる。
残業がない時は二人で夕食を食べたりするけれど、雅冬さんは残業らしい。
なので、これは好都合とばかりに自分の部屋で一人作戦会議を開いた。
胸の前に腕を組んだ。
「答えは?」
目を細め腕を掴んだまま、答えるまで離してくれそうにない。
「嫌いではないです」
「お前!もっと言いようがあるだろ!」
「仕事中はちょっと」
「仕事中じゃなかったら、よかったのか」
雅冬さんはブツブツ言いながら、タイ焼きの尻尾をかじった。
「タイ焼き、初めて食べたけど、うまいな」
こっちの気も知らないで、雅冬さんときたら気楽なものだ。
凛々子は絶対になにか仕掛けてくる。
タイ焼きをのんきに食べてる場合じゃないよね。ほんと。
鬱々とした気持ちでタイ焼きの頭をかじったのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
仕事が終わると、運転手さんがいつも自宅まで送ってくれる。
残業がない時は二人で夕食を食べたりするけれど、雅冬さんは残業らしい。
なので、これは好都合とばかりに自分の部屋で一人作戦会議を開いた。
胸の前に腕を組んだ。