エリート外交官の激愛~秘密の一夜で身ごもった子ごと愛されています~
「うっ……そうだよね。変なこと聞いてごめん」
『布施さんに聞いてみなよ。瑞希がなにを不安に思っているのかを話せば、きちんと納得できるような答えをくれるんじゃない?』
「そう、だね……」
真野のアドバイスに頷きつつも、それは結構難しいと思っていた。
(私のこと本当に好きですか? そんな恥ずかしいこと、どんな顔して聞けばいいのよ)
瑞希の迷いが伝わったのか、真野が諭すように言う。
『私が布施さんなら瑞希を愛せると思うな。苦労して外務省に入ったのに、辞めたのは布施さんを守るためなんでしょ? 自分より人の幸せを。瑞希ってそういうところがあるよね。私には真似できない。愛情は尊敬なくしては生まれないと思うんだ。布施さんもきっと瑞希のそういう面に惹かれてるはず。本当に前から好きだったのかはわからないけど、今は瑞希を愛していると信じてもいいんじゃない?』
布施は今必要以上に忙しくしていて、それというのは瑞希とのデート時間を確保するためではないかという小堺の推測も教えてくれた。
(デートじゃなくうちで夕食を食べるだけだけど、布施さんは無理して時間を作っていたんだ。知らなかった)
『布施さんに聞いてみなよ。瑞希がなにを不安に思っているのかを話せば、きちんと納得できるような答えをくれるんじゃない?』
「そう、だね……」
真野のアドバイスに頷きつつも、それは結構難しいと思っていた。
(私のこと本当に好きですか? そんな恥ずかしいこと、どんな顔して聞けばいいのよ)
瑞希の迷いが伝わったのか、真野が諭すように言う。
『私が布施さんなら瑞希を愛せると思うな。苦労して外務省に入ったのに、辞めたのは布施さんを守るためなんでしょ? 自分より人の幸せを。瑞希ってそういうところがあるよね。私には真似できない。愛情は尊敬なくしては生まれないと思うんだ。布施さんもきっと瑞希のそういう面に惹かれてるはず。本当に前から好きだったのかはわからないけど、今は瑞希を愛していると信じてもいいんじゃない?』
布施は今必要以上に忙しくしていて、それというのは瑞希とのデート時間を確保するためではないかという小堺の推測も教えてくれた。
(デートじゃなくうちで夕食を食べるだけだけど、布施さんは無理して時間を作っていたんだ。知らなかった)