放課後ランディング
3 元カレとカフェ 萌絵
アタシ、何でこんな所にいるんだっけ?
静かな、洋楽が流れる
白いインテリアで統一された綺麗なカフェ
同じ学校の制服が
チラホラ座っているのが見える。
萌絵は、テーブルに置かれた
シフォンケーキをフォークですくい
口に頬張ると
目の前に座る瑠衣を見た。
「話って、ナニ?」
そうだった、帰り道
後ろから瑠衣にそう言われて
ここにいるんだった。
「……」
取り敢えず、注文したものは
テーブルに並んでから切り出したけれど
誘って来た本人がダンマリって
ありえなくない?
「……帰ろうかな」
萌絵の一言に
瑠衣はあわてて顔を上げた。
相変わらず、整ったキレイな顔。
悪目立ちするから
本当に困る。
「ずっと、考えてた」
いつになく真剣な
真っ直ぐの瞳に、萌絵は驚いた。
「……何を?」
「萌絵と、別れた時のこと」
萌絵は、ゆっくりと視線を外すと
アイスミルクティーをストローでかき回して
そのまま静かに飲む。
放課後の、学校近くの人気のカフェで
話したくない内容だった。
「……それで?」
静かな、洋楽が流れる
白いインテリアで統一された綺麗なカフェ
同じ学校の制服が
チラホラ座っているのが見える。
萌絵は、テーブルに置かれた
シフォンケーキをフォークですくい
口に頬張ると
目の前に座る瑠衣を見た。
「話って、ナニ?」
そうだった、帰り道
後ろから瑠衣にそう言われて
ここにいるんだった。
「……」
取り敢えず、注文したものは
テーブルに並んでから切り出したけれど
誘って来た本人がダンマリって
ありえなくない?
「……帰ろうかな」
萌絵の一言に
瑠衣はあわてて顔を上げた。
相変わらず、整ったキレイな顔。
悪目立ちするから
本当に困る。
「ずっと、考えてた」
いつになく真剣な
真っ直ぐの瞳に、萌絵は驚いた。
「……何を?」
「萌絵と、別れた時のこと」
萌絵は、ゆっくりと視線を外すと
アイスミルクティーをストローでかき回して
そのまま静かに飲む。
放課後の、学校近くの人気のカフェで
話したくない内容だった。
「……それで?」