放課後ランディング
惚れた弱みなのか
彼の顔がキラキラして見える。
「……」
この顔が見れただけ
今日はラッキーとしよう。
由依は、仕方なくため息をついて
大樹を見上げた。
「そろそろ紅白戦終わりそうだから戻るね、熱中症気をつけるんだよ?」
「おぅ! 水分も栄養もバッチリ、ありがとな一の木」
ニカっと笑う曇りのない笑顔が
由依の鼓動をまた速くする。
マネージャーやっていて良かったな……。
同じクラスじゃないから
由依が話せるのは部活の時くらいだ。
名残りおしいけど
行こうとしたその時……。
「大樹いる〜?」
後ろからドアが空いて
ポニーテイルの女の子が現れた。
バスケ部のTシャツと膝上まである半パン
練習着姿だった。
「おぅ、夏慧じゃん、また部活サボりか?」
「失礼な、こないだ借りたタオル返しに来たの!」
夏慧は、持っていたビニールを
ぞんざいに大樹の胸元へ差し出した。
「教室で返せば良かったのに」
「クラスのみんなに変な勘繰りされたくないの、それより、お邪魔だったかしら?」
隣に立つ由依を見て
ニヤニヤ顔で大樹に言った。
「……マネージャーだよ、優しいから水分補給と栄養補給しにきてくれたの」
彼の顔がキラキラして見える。
「……」
この顔が見れただけ
今日はラッキーとしよう。
由依は、仕方なくため息をついて
大樹を見上げた。
「そろそろ紅白戦終わりそうだから戻るね、熱中症気をつけるんだよ?」
「おぅ! 水分も栄養もバッチリ、ありがとな一の木」
ニカっと笑う曇りのない笑顔が
由依の鼓動をまた速くする。
マネージャーやっていて良かったな……。
同じクラスじゃないから
由依が話せるのは部活の時くらいだ。
名残りおしいけど
行こうとしたその時……。
「大樹いる〜?」
後ろからドアが空いて
ポニーテイルの女の子が現れた。
バスケ部のTシャツと膝上まである半パン
練習着姿だった。
「おぅ、夏慧じゃん、また部活サボりか?」
「失礼な、こないだ借りたタオル返しに来たの!」
夏慧は、持っていたビニールを
ぞんざいに大樹の胸元へ差し出した。
「教室で返せば良かったのに」
「クラスのみんなに変な勘繰りされたくないの、それより、お邪魔だったかしら?」
隣に立つ由依を見て
ニヤニヤ顔で大樹に言った。
「……マネージャーだよ、優しいから水分補給と栄養補給しにきてくれたの」