僕の歩く空
今まで新任の話なんかろくに触れなかったくせに。
ま、新任とどうこうってのはどっちでもいいや。
俺は好きな奴としか、そうゆう行為はしたくないし、とりあえず今は暇だから、秀司の作戦に乗ろう。
起き上がり、秀司を見る。
相変わらずニコニコしてる。
こいつがSEXなんて言葉を吐くとは思えない、かわいい奴で。
しかも、お目当てが先生とは。
「で、いつ聞けばいんだ?お前の計画を聞こう。」
「やっぱ、たかし頭いーな、回転早いし俺たかし大好きだぜっ!」
マジ嬉しそうだな、こいつ。
しかも本気なんだ、新任との事。
「今すぐって言いたいとこだけど、今日はダメ、りえちゃんおばちゃんと打ち合せなのね、だから明日がベスト!明日の放課後に決定!うひょー楽しみ。
じゃ、俺もうかえんね、今日父ちゃん家にいっからさ、早く帰る。じゃ!」
「おー、じゃぁなあー。」
下に行く気分じゃなかった。
しばらく俺は空が見たかった。
たまにこうゆう、変な気持ちになる。
何も考えたくない。
一人になりたい。