愛しの鳥籠〜独占欲は凶器篇〜
「っ…、ユキ、もっ…やめ…」
「はっ、そんなの…ムリッ、」
今にも意識を手放しそうな彼女の虚ろな表情に欲を掻き立てられた僕は更に彼女のなかへと深く沈んだ。
「っっ、」
声にならない声を上げて何回目かの絶頂を迎えたらしい彼女は、ぐったりと力無くベッドに沈み、とうとうその意識を手放した。
そんな彼女の白くて艶のある美しい肌に赤い華を散らし、最後に僕が付けた華よりも鮮やかな紅い唇にそっと口付けをして僕自身の意識も深い眠りへと落ちていったーー。
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