私だけのポリスメン
「あっ麻奈!おはよう」

バスの中で声をかけてきたのは
隣のクラスの美希だった。

「美希!おはよう」


美希とは同じ中学校だという
つながりで夏休みくらいに
仲良くなった子だ…。


「もう少しでクリスマスだね!!」

美希は満面の笑みでこっちを見る。

「そーだねぇ〜!
美希クリスマス楽しみ?」
「うん♪」
「あっ彼氏いるの…?」
「いるょー?!麻奈は!?」
「フリーさま!!」
「じゃあクリスマス予定は…?」
「ないよ!!だからクリスマス
いやなんだぁ〜」

私の大人げない発言に
美希は笑っていた。
話してるうちに高校の前
まできていた…。


バスを降りて美希と喋っていた。

「ぢゃあねっ!!」
美希と別れて教室に入ると
「麻奈〜おはよう!」

私のもとに走ってきたのは
一番の仲良し.加奈だ。


「ちょ!!麻奈!!どうしよ!」
加奈はカバンも置いていない
私の手を強く引っ張り
トイレに駆け込んだ。

「どうしたの!?」

だれもいないか確認して
加奈が口を開いた。

「根岸からコクられた!!
まじどうしよっ!?」

「根岸?!えっやったね♪」


根岸雅也.この高校での
イケメンNo.1!!


「けどたらしっぽくない?」

加奈が心配そうに私を覗きこむ。

「そうかなぁ!?
以外と一途だって!!」

「まじ返事どうしよー!?」

加奈は鏡に移った自分の
顔をじっとみていた…。

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