社長はお隣の幼馴染を溺愛している
「食事だけで終わらせた。帰ってきたら、志茉のアパートの電気がついていなかった。だから、迎えに行った」
「私もたまには飲み会に行くわよ。でも、どうして私の居場所がわかったの?」
要人から歓迎会があると聞いていたから、行き先を言わずに参加した。
私の行き先を要人はどうやって知ったのだろうか。
「GPS」
アルファベット三文字で、あっさり答えた要人に、めまいを覚えた。
「どこにつけてあるのよ!」
「内緒」
「言いなさいよ! このっ……ストーカーがっ!」
「嫌だね。志茉の両親の代わりに、志茉が不良にならないよう見張ってる」
そう言って運転する要人は、とてつもなく悪い顔で笑った。
不良なんて、まだ可愛いレベルの横顔に、私は諦めて座席に座り直した。
両親の代わりに、なんて言われたら、なにも言い返せない。
「焼き肉でいいだろ。途中になったからな」
家に帰らず、どこへいくのかと思っていたら、要人がいつも連れてきてくれる焼き肉屋だった。
ただし、焼き肉屋というより、鉄板焼店。
それも、高級店が並ぶ通りにある鉄板焼のお店である。
「私の門限はどうしたの?」
「私もたまには飲み会に行くわよ。でも、どうして私の居場所がわかったの?」
要人から歓迎会があると聞いていたから、行き先を言わずに参加した。
私の行き先を要人はどうやって知ったのだろうか。
「GPS」
アルファベット三文字で、あっさり答えた要人に、めまいを覚えた。
「どこにつけてあるのよ!」
「内緒」
「言いなさいよ! このっ……ストーカーがっ!」
「嫌だね。志茉の両親の代わりに、志茉が不良にならないよう見張ってる」
そう言って運転する要人は、とてつもなく悪い顔で笑った。
不良なんて、まだ可愛いレベルの横顔に、私は諦めて座席に座り直した。
両親の代わりに、なんて言われたら、なにも言い返せない。
「焼き肉でいいだろ。途中になったからな」
家に帰らず、どこへいくのかと思っていたら、要人がいつも連れてきてくれる焼き肉屋だった。
ただし、焼き肉屋というより、鉄板焼店。
それも、高級店が並ぶ通りにある鉄板焼のお店である。
「私の門限はどうしたの?」