世話好き女子がクーデレ男子を愛育した結果 1
そして、あかりを背後から抱いたまま耳に唇を寄せた。
そして、たっぷりとした甘さを含んだ低音をそこに注ぐ。
「あかり、すき」
「ひっ! ……もう! 今日の総一郎くん意地悪!」
ぴゃっと肩を跳ねさせたあかりは、総一郎を押し飛ばし風呂場に逃げ込んでいった。
総一郎はその姿を見て肩を揺らして笑う。
「……恋、たのしー」
初恋を知ったばかりの総一郎は、それを抑える術を知らない。
隼也は総一郎の中のやばいものを起こしてしまった。
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