世話好き女子がクーデレ男子を愛育した結果 1




『ごめんね。あかり。あかりは私の子供なのに、何も分かってあげられてなくて、ずっと寂しい気持ちにさせ続けてごめんなさい』


『これまで、三つ子のお世話や家事、家族みんなを優しく明るくしてくれてありがとう。……あかりは、私の自慢の娘よ。大好きよ』



 まさか、こんな風に自分の言葉を母に届けられる日が来るなんて、あかりは思ってもいなかった。
 そして、こうやって褒めてもらう日が来ることも。


 言葉が出ない、呼吸をするので精一杯のあかりに、母は言葉を続ける。



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