世話好き女子がクーデレ男子を愛育した結果 1
総一郎があかりと暮らしていると知った時、隼也はこいつ何やらかしてるんだと頭を抱えたし、あかりに土下座までしたが、二人は一緒にいると幸せそうだ。
付き合っていないけど。
それに、隼也に楽しめてる? と確認するあかりは優しさの塊だ。
こんなに良い人の誕生日、謎に付き合っていない二人の甘い空気に当てられながらだとしても、楽しんで盛り上げてやらなきゃバチが当たる。
白目を剥くのはもうやめよう、隼也は思い直した。
「よーし、楽しむぞー! 俺バドミントンの前にロデオしたい!」
「え、そんなのあるの? 私もやってみたい」
「あかり。それはあかりの代わりに俺がやるから見てるだけにして」
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