世話好き女子がクーデレ男子を愛育した結果 1




「あかりはここに居て。部屋から出ないで」
「えっ、だ、だけど……」
「大丈夫。危なかったら、悪いけどそのときは警察呼ぶから」



 総一郎は不安に揺れるあかりの目を真っ直ぐに見て、言い聞かせるように話すと、そのまま部屋を出る。


 そしてスマホを操作し、ある場所へと電話を掛けた。




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