もふもふになっちゃった私ののんびり生活 ~番外編
見守り隊との遭遇?
*「見守り隊」とは。アルファポリスさんで感想で読者様ともりあがった、ルリィを見守る会、のこととなります(笑)街の商店街の店主など、会員は多数です!**
その日は、いつものように後ろにヴィクトルさんを連れ、家へ戻る前に商店街を歩いていた。
商店街で買って帰るのは、いつも調味料や干し肉、それにパンや卵といった軽い物だ。
ヴィクトルさんが結界までは持って行ってくれる、と言ってくれたけど、そこから先は一人で運ぶようになるし、そこまで甘えたくはないから、いつも自分で持てる分だけ買っている。
だって、別に買わなくても畑と森で採れば食べていくには元々困らないんだしね。ただ、せっかく街に通っているんだし、美味しい物もたまには食べたいよね!って思うくらいなんだけどね。
どうしても森で採れるのは野草に果物、あとは畑の野菜となる。なので、たまには卵やお肉も欲しくなるのだ。
まあ、ヴィクトルさんに魔物を狩るのを習っているし、生肉を街で買うのもなんか違うと思って買っていないけど。屋台の串焼きは別だけどね!たまに買って食べるのが美味しいのだ!
そう思いつつ屋台をキョロキョロ見回しながら物色していると、串焼きの甘辛いたれの匂いが漂って来てついフラフラと寄って行ってしまった。
「あっ!こ、これってどんな味のする野菜ですかっ!!」
そうしていつも買う串焼き屋の隣、いつもは店を覗いて店番のおばさんとおしゃべりするだけでほとんど買ったことはない八百屋さんで見つけたのは。
これって見た目がまんまトウモロコシなんだけどっ!!これで味が辛い、とかはないよね?うーん、どうしようかな……。
「え、えええっ!ル、ルリィ、ちゃんっ!!」
ん?いつものおばさんじゃなくて、おじさんの声?
トウモロコシのような野菜から目を上げると、いつものおばさんではなくておじさんがいた。しかも五人も!
うえぇええっ!!八百屋の旦那さん、五人もいる訳ないよね?いつもおばさん一人で店番しているのに!あっ、でもなんとなくこの五人のおじさん達、見たことあるような?
街中を歩いていると、最近では顔なじみの人達などから結構声を掛けられる。銀の髪に耳と尻尾の私と、大きなヴィクトルさんの組み合わせはどうやっても目立つので、見られるのも名前を知らない人に呼ばれるのも諦めて来たけど。
ああっ!イヤな匂いがしないから気にしてなかったけど、偶にすれ違ったり遠巻きに私達を見ている人たちだっ!!
目を丸くして五人を見ていると、向こうもポカンとこちらを見ていた。
「あ、あの……?いつものおばさんは、今日はいないんですか?」
「あっ!あ、ああ。実家に顔出しに行っていて、今日は俺が店番なんだ。え、ええと。ああ、この野菜、だったか?」
バシバシと背中を叩かれながら前に出て来た一人のおじさんが、どうやらおばさんの旦那さんだったらしい。
その日は、いつものように後ろにヴィクトルさんを連れ、家へ戻る前に商店街を歩いていた。
商店街で買って帰るのは、いつも調味料や干し肉、それにパンや卵といった軽い物だ。
ヴィクトルさんが結界までは持って行ってくれる、と言ってくれたけど、そこから先は一人で運ぶようになるし、そこまで甘えたくはないから、いつも自分で持てる分だけ買っている。
だって、別に買わなくても畑と森で採れば食べていくには元々困らないんだしね。ただ、せっかく街に通っているんだし、美味しい物もたまには食べたいよね!って思うくらいなんだけどね。
どうしても森で採れるのは野草に果物、あとは畑の野菜となる。なので、たまには卵やお肉も欲しくなるのだ。
まあ、ヴィクトルさんに魔物を狩るのを習っているし、生肉を街で買うのもなんか違うと思って買っていないけど。屋台の串焼きは別だけどね!たまに買って食べるのが美味しいのだ!
そう思いつつ屋台をキョロキョロ見回しながら物色していると、串焼きの甘辛いたれの匂いが漂って来てついフラフラと寄って行ってしまった。
「あっ!こ、これってどんな味のする野菜ですかっ!!」
そうしていつも買う串焼き屋の隣、いつもは店を覗いて店番のおばさんとおしゃべりするだけでほとんど買ったことはない八百屋さんで見つけたのは。
これって見た目がまんまトウモロコシなんだけどっ!!これで味が辛い、とかはないよね?うーん、どうしようかな……。
「え、えええっ!ル、ルリィ、ちゃんっ!!」
ん?いつものおばさんじゃなくて、おじさんの声?
トウモロコシのような野菜から目を上げると、いつものおばさんではなくておじさんがいた。しかも五人も!
うえぇええっ!!八百屋の旦那さん、五人もいる訳ないよね?いつもおばさん一人で店番しているのに!あっ、でもなんとなくこの五人のおじさん達、見たことあるような?
街中を歩いていると、最近では顔なじみの人達などから結構声を掛けられる。銀の髪に耳と尻尾の私と、大きなヴィクトルさんの組み合わせはどうやっても目立つので、見られるのも名前を知らない人に呼ばれるのも諦めて来たけど。
ああっ!イヤな匂いがしないから気にしてなかったけど、偶にすれ違ったり遠巻きに私達を見ている人たちだっ!!
目を丸くして五人を見ていると、向こうもポカンとこちらを見ていた。
「あ、あの……?いつものおばさんは、今日はいないんですか?」
「あっ!あ、ああ。実家に顔出しに行っていて、今日は俺が店番なんだ。え、ええと。ああ、この野菜、だったか?」
バシバシと背中を叩かれながら前に出て来た一人のおじさんが、どうやらおばさんの旦那さんだったらしい。