幸せな呪い
『今日のブログは、先日紹介した実習生・Uさんへの個人的なメッセージも含まれます。彼女がこれを見ているかはわからないけれど、僕は黙っていられなかった。そう、医ケア児を社会のお荷物扱いしたコメントに対して、君が黙っていられなかったように』
ああ、やっぱりとうや君のお父さんは、私がツイッターで炎上していることも知っているんだ。
『Uさんのアカウントを発見したのは本当に偶然です。医ケア児のニュースはできるだけ見逃さないようにしているので、今日トレンドに上がっていたネタももちろん見ました。するとそこには、数多くのコメントと、それに対する反論、ついには炎上しているアカウントも。中でも、僕とよく似た意見を投稿しているアカウントの炎上が気になって見てみたら、Uさんじゃないかな、と……。実習に行った日のこと、大学のこと、好きな食べ物も同じだったから』
おっしゃる通りです。だって、障がいをもつ人と共に、誰もが安心して生活できる社会の実現……っていうのはとうや君のお父さんの言葉をそのまま使わせて頂いたのだから。
こんなことならちゃんと自分の言葉で書き込めば良かったと恥ずかしくなった。
だけど、これはとうや君のお父さんが私に宛てたメッセージ。
私が読まなくてはいけない。