シングルマザー・イン・NYC
両手を絡ませて、キスしあう。
唇だけじゃなく、首筋にも。
樹さんのキスは私をむさぼるようなものに変わっていき、それは、徐々に下に下がっていく。
右手の薬指と小指に、樹さんの指輪の硬さを感じた。
それは樹さんも同じだったようで、私の左手――それから顔――を視線でなぞった。
「指輪だけ付けてるのって、すごくそそる」
煽るような台詞。
「やだ、恥ず――」
恥ずかしい、というおうとしたが、またキスでふさがれる。
優しいけど、激しい。
それが樹さんで、抱かれているうちに何も考えられなくなる。
どのくらい愛し合っていたのだろう。
最後の方はよく覚えていない。
私はぐったりと疲れ、深い深い眠りに落ちた。
唇だけじゃなく、首筋にも。
樹さんのキスは私をむさぼるようなものに変わっていき、それは、徐々に下に下がっていく。
右手の薬指と小指に、樹さんの指輪の硬さを感じた。
それは樹さんも同じだったようで、私の左手――それから顔――を視線でなぞった。
「指輪だけ付けてるのって、すごくそそる」
煽るような台詞。
「やだ、恥ず――」
恥ずかしい、というおうとしたが、またキスでふさがれる。
優しいけど、激しい。
それが樹さんで、抱かれているうちに何も考えられなくなる。
どのくらい愛し合っていたのだろう。
最後の方はよく覚えていない。
私はぐったりと疲れ、深い深い眠りに落ちた。