必ず助けるよ
【病室にて】
葵「あのさ急で本当に申し訳ないけどさ...」

菜「うん、何?ニコニコ」

菜々は今から話す事が分からずニコニコだが
その笑顔がいつまで続くかなぁ?


葵「あのさ、
 抗がん剤治療をして行くための骨髄検査
 の日程を決めておこうって思ってね」

菜「...う、うわあああああん
 嫌だあああああああグスッヒクッ」

急に表情を変えて泣きじゃくる菜々
そりゃそうだよね、やりたくないよね

葵「ごめんね〜
 でもやらなきゃいけないんだ。」

菜「やだあああああああああグスッ
 やらない!グスッヒクッ帰るうううグスッ」

葵「抗がん剤治療はさとりあえず検査
 してからいつやるか決めればいいけど
 その為には骨髄検査をしなきゃダメなの」

菜「やだのおおおおおグスンヒクッ」

葵「菜々の知っている人だけでサポート
 したりするから怖くないよ?
 痛いのも麻酔と骨髄液を吸い出す時だけ
 だからその2回だけ我慢すればいいの。
 あとは骨髄液吸い出すのは人によって
 痛みが違うから痛くないかもよ?ねニコッ」
 
菜「じゃあ検査終わったら一回帰りたいグスッ」

葵「それだったら頑張れるの?」

菜「.......うん、きっとグスッ」

葵「じゃあ頑張れたら帰ってもいいよ、
 でも一人にさせたくないから俺と一緒
 なら良いよ!どうする?」

菜「先生と一緒でも良いから病院ヤダ!グスン」

葵「ん、分かったよニコッ
 じゃあいつが良い?俺としては明日か
 明後日かのどっちかだなぁ。」

菜「..明日する」

葵「分かったよニコッじゃあ一緒に頑張ろうね!
 
菜「コクッ」


 
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