焦点を合わせて
プロローグ
「秋空日和(あきぞらひより)です。よろしくお願いします」




私は深々と頭を下げた。




チラホラと知っている顔がいた。




みんな私のことを覚えていてくれたようで笑顔で手を振ってくれた。




白夜はどこ…?




私には会いたい人がいた。




大好きな大好きな私の幼馴染。




綺麗な顔をしていていつも一緒に遊んでくれた。




「じゃあ、秋空はあの窓際の1番後ろの席で」




先生の指示に従い、席に着いた。




隣の男の子に




「私さっきも言いましたが秋空日和です。お願いします!分からないこと沢山あるので色々教えてください」




ヒソっと声をかけた。
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