焦点を合わせて
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帰り道




「「…」」




白夜は突然立ち止まった。




「俺髪の毛切ってくるからちょっとまってて」




唐突っ!




「先帰っていい?」




「嫌だ。送る」




「…私早く帰りたいんだけど」




「じゃあ日和送ってから髪の毛切る」




なんなの…。




しばらく歩き、私の家の前に着いた。




「日和、俺、頑張るから」




「?頑張って、じゃあまた明日」




なんなの?
本当になんなの?




一日のうちで拒絶しておきながら矛盾したこと言ってきて最終的には私にベタベタ着いてきて…。




まぁ悪くないけど。
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