焦点を合わせて
「…にあう?」




白夜は寝ぼけながら顔を近づけてきた。




綺麗な顔だし、ベッドの中だしなんかドキドキして止まらない…。




そして白夜は目を合わせてきた。




「似合っ、てる、よ」




「おれのこと、すき?」




「?好きだよ?」



「…そっか」




白夜は安心したように再び眠り始めた。




腕は掴まれたままだし、起きないし…。




「ちょっと!遅刻するから本当に起きて!ねぇ!」




「…じゃあおはようのちゅーしてよ」




はぁ?寝ぼけて何言ってんの?




「何その冗談、面白くないんだけど」



「…」



白夜は顔を近づけてきた。
< 17 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop