焦点を合わせて
「…本当に女の子だと思ってたんだね」




白夜は呆れた顔をした。



顔といっても白夜は少し髪の毛が長く、前髪におおわれて顔は見えなかった。



でも何となく雰囲気で表情がわかった。




「秋空ちゃ〜んこいつ放っておきなよ。勉強も運動もできねぇし。ぎゃはははは」




何言ってるの…。
白夜は頭良いし運動もできるよ…。




「びゃく
「日和、後で話そうか」




そのまま一限の本鈴が鳴った。
私は授業どころではなかった。




お昼の時間になり、いっせいに人が群がってきた。




「久しぶり!日和、私のこと覚えてる?」
「秋空〜相変わらず可愛いな〜」
「初めまして!私は○○です」
< 3 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop