焦点を合わせて
「…諦めないから、絶対言うから」




「…諦めて。私は白夜が望む回答できない」




白夜の手が私の顔に触れた。




今朝のことがあったからか緊張して変な汗が出る。





「な、に…?」





「…やっぱり意識してるよね」





「違う!勘違いだよ」




「まぁなんでもいいよ。日和が俺のこと考えて考えて他のこと考えられなくなればいいんだ」





白夜は不気味に笑った。




何が彼をこんなに狂わせてしまったのだろう。





やっぱりあの日待ち合わせに行けなかったから?





私のせい、なのかな…?
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