焦点を合わせて
3
俺、月島真昼は生まれて初めて一目惚れをした。




「秋空日和です。よろしくお願いします」




教室に入ってきた時から教室の雰囲気が変わった。





美しい。その一言に尽きた。




彼女はクラスの中でちょっと浮いている小鳥遊の知り合いのようだった。




彼女は一生懸命小鳥遊を追いかけていた。





このままだと一生話すことができない…。





たまたまチャンスが巡ってきた。それを逃さなかった。




秋空さんが小鳥遊においていかれたタイミングで話しかけた。





思ったよりすんなり話すことができた。




日和が俺の名前を呼ぶたび鼓動が速くなった。
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