焦点を合わせて
「秋空さんが教室に入ってきた時から空気が変わったというかなんというか、美しいと思いました」




「あ、ありがとうございます…」





突然の事で頭の理解がついていっていない。




「あの、普通に日和って呼び捨てでいいですよ」




「じゃあ、俺のことも真昼って呼んでください」




「じゃあ、遠慮なく、真昼…」



何となく名前を呼ぶと、彼は顔を真っ赤にした。




「ひっ、日和、タメ口でいい?」



「もちろん!」




何となく初々しくて可愛いように思えてきた。




よく見たら真昼の容姿は整っていた。




世間一般で言うイケメンに分類される。




少し日焼けした肌に茶色の髪と目が輝いている。
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