イケメンと数多の恋心|エアラブ掲載の短編を載せていくだけのものです。なので、1つの物語ではないです|
お題エアラブ
花火大会【お題】(9ページ)
私は彼氏がモテすぎるから、最近事あるごとに不安になる。
それでも胸を張ってなきゃって思ってて。
だから、彼が誘ってくれた今日も、めいっぱい楽しもうって……彼とはぐれるまでは、思ってた。
彼が私の視界から消える瞬間、私は彼じゃなくて、彼の心が離れていくような錯覚をした。
私には、彼にこれからも愛される、自信がない。
「いた!」
涙で何も写らない目の代わりに、耳が彼の存在をひろう。
「ごめん……不安にさせて」
「違うよ。私が弱すぎるだけ」
私が、自信を持てるような人間じゃないだけ。
「これ、受け取って。いつか、羨ましいって言ってたろ?」
『いーなー花火の度にあれつけてる』
お母さんが、プロポーズされた花火大会の日に貰ったネックレス。
『いつか、私も好きな人に貰うんだ』
綺麗な……ネックレス……
「不安になんて、ならなくて良い。俺は、ずっとお前だけが好きだよ。これも、絶対俺が渡すって思ってた。」
それでも胸を張ってなきゃって思ってて。
だから、彼が誘ってくれた今日も、めいっぱい楽しもうって……彼とはぐれるまでは、思ってた。
彼が私の視界から消える瞬間、私は彼じゃなくて、彼の心が離れていくような錯覚をした。
私には、彼にこれからも愛される、自信がない。
「いた!」
涙で何も写らない目の代わりに、耳が彼の存在をひろう。
「ごめん……不安にさせて」
「違うよ。私が弱すぎるだけ」
私が、自信を持てるような人間じゃないだけ。
「これ、受け取って。いつか、羨ましいって言ってたろ?」
『いーなー花火の度にあれつけてる』
お母さんが、プロポーズされた花火大会の日に貰ったネックレス。
『いつか、私も好きな人に貰うんだ』
綺麗な……ネックレス……
「不安になんて、ならなくて良い。俺は、ずっとお前だけが好きだよ。これも、絶対俺が渡すって思ってた。」
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