イケメンと数多の恋心|エアラブ掲載の短編を載せていくだけのものです。なので、1つの物語ではないです|
僕はにまっと笑う。

とっても良いことを思い付いたから。

「せ~んパイ!」

後ろからポンっと肩を叩くと、先輩は涼しい顔で振り向いてくれた。

-チュッ

不意打ちのキス。

先輩の表情は変わらない。

そんな先輩を僕はにこにこと見つめ、まるで幼い頃にやったにらめっこのように、先輩と顔を正面から突き合わせる。

「ふっっ」

すると、突然先輩は顔を覆って俯いてしまった。

「あれっ? やっぱり恥ずかしかったんですか?」

意識せずとも上がる声のトーン。

僕は嬉しくて堪らない。

「バカ……」

真っ赤な顔の先輩。

照れ屋なのに意地っ張りな可愛い僕の彼女。 

さて、僕の考えた特別なにらめっこ。

ルールは覚えてくれた?

大好きな、変に意地を張りたがるような彼氏·彼女にやってみてね。


~照れ屋で意地っ張りな、可愛い彼女と僕の特別なにらめっこ~
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