イケメンと数多の恋心|エアラブ掲載の短編を載せていくだけのものです。なので、1つの物語ではないです|
先輩(3ページ)最終継ぎ足し8月31日
私は急いで先輩を見つけると、恒例のハグをかまして笑う。
「先輩、今日も大好きです! 先輩は私を好きになってくれましたか?」
そしてぎゅっと抱きついたまま、先輩を前に溢れる笑顔でいつも通りのセリフを吐く。
「……」
あれ?
いつもなら、あり得ない、しかもタックルすんなって、私を引き離しにかかるのに……
え……怒った?
毎日伝えていても、好きを言うのは簡単じゃない。
だけど、怒らせるなんて本望じゃない。
どうしよう……
通りかかった先輩の友達は、何かを察した様にヒラヒラと手をふるだけ。
「先、輩……」
ごめんなさい、そう言う前に先輩が遮る。
「おっ前なぁ!!」
「は、はいっ!!」
「毎度毎度俺を好きだって笑顔向けやがって! っ俺が!ホントにお前に惚れたらどうすんだよ!」
え、
言わなきゃ、今まで、言えなかったこと。
「先、輩……好きです、付きっ付き合って下さい……」
……勇気、出して良かった。
「先輩、今日も大好きです! 先輩は私を好きになってくれましたか?」
そしてぎゅっと抱きついたまま、先輩を前に溢れる笑顔でいつも通りのセリフを吐く。
「……」
あれ?
いつもなら、あり得ない、しかもタックルすんなって、私を引き離しにかかるのに……
え……怒った?
毎日伝えていても、好きを言うのは簡単じゃない。
だけど、怒らせるなんて本望じゃない。
どうしよう……
通りかかった先輩の友達は、何かを察した様にヒラヒラと手をふるだけ。
「先、輩……」
ごめんなさい、そう言う前に先輩が遮る。
「おっ前なぁ!!」
「は、はいっ!!」
「毎度毎度俺を好きだって笑顔向けやがって! っ俺が!ホントにお前に惚れたらどうすんだよ!」
え、
言わなきゃ、今まで、言えなかったこと。
「先、輩……好きです、付きっ付き合って下さい……」
……勇気、出して良かった。