イケメンと数多の恋心|エアラブ掲載の短編を載せていくだけのものです。なので、1つの物語ではないです|
俺の幼なじみはとても可愛い。
特に、俺の事が好きなのが丸分かりなのに、何でかそれを必死に隠してるとことか。
「これ、旨いよ。食ってみ?」
俺がパフェの一番旨いところをスプーンで掬って掲げると、それをそのまま口に入れるそいつ。
「あ……」
ホントにうっかりなのを俺は知ってる。
「ちっちがっ……ホントにちがうから! その、家族で良くやるし! いやだからって誰にでもやる訳じゃないけど!」
「ふーん」
俺がニヤニヤして見せると、余計にアタフタとする。
「誰にでもしたりはしないけど、あんたにしちゃったからってあんたが特別って訳でも無いから! 勘違いしないでよ!!」
「ふーん」
今度は気持ちのこもった不機嫌な声
「ただ……他の人と違って安心しちゃうだけだし……」
    ~何一つ勘違いなんかじゃない件~   
自爆する幼なじみ、機嫌の戻る俺。
仕方ない、頑固なこいつとの関係を変えるのは俺からにしよう。
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