イケメンと数多の恋心|エアラブ掲載の短編を載せていくだけのものです。なので、1つの物語ではないです|
ヒーロー視点
「好きです。付き合ってください」
俺には好きと言っても言われてもないけど,小四の時から付き合っている人がいた。
そんな人に告白した小学生最後の日。
お茶目で可愛い人。
俺のことを理解してくれて,よく笑う女の子。
デートもあんまりしないし,デートにサンダルで行ったと知られた時には女友達に怒られた。
気負わなくて良くて,お互い素でいられる。
彼女はモテているとかは知らないけど,周りから見ても,外見も性格も可愛い頭の良い子。
そういう雰囲気が無いから,俺が彼女だというと大抵驚かれる。
俺が普段からいろんな人といるせいで余計分かりにくいのかもしれない。
友達みたいな俺達だけど,その中にお互い特別な感情があって,そういう関係。
俺も凄く可愛いと思うし,好きだ。
それもちゃんと伝わってるのが嬉しい。
そんな周りにはあんまり理解されない在り方は,中学校が終わろうとしても変わっていなかった。
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