イケメンと数多の恋心|エアラブ掲載の短編を載せていくだけのものです。なので、1つの物語ではないです|
ーへぇ? 数学苦手なの? 意外。

「べっ別にいいでしょ!? 私だって苦手な物の1つや2つ……!」



言い終わる前に鳴ったガタンと響く音に,私は驚いて目を見開いた。

手が,自分に向かって伸びている。



ー教えて……あげようか?



頬に添えられたのは,彼の手。

いじわるな目が,私を覗き込む。



「よっ余計なお世話よ……!!!」



勉強なんて,はかどるわけがない。
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