人気者のあの子(本編)
自分の席に着いたあともずっと雑誌を見ていた。

すると、
「あおい〜。おはよっ」

この子は、私の唯一の友達である千紗だ。

私は見ての通り、あまり友達がいない。

「あっ、千紗〜おはよ」

「あおい、2学期そうそうまた、くるみちゃんの雑誌見てるの?よく、そんなに見てて飽きないよね」

「絶対に飽きることなんてないよ!いくらだって見てられるよっ」

本当に千紗は、何もわかってないんだから。

「てか、聞いた?今日転校生来るんだって!
瀬名海里がいいなぁ」

千紗は、瀬名海里のファン。私たちは、瀬名繋がりで、仲良くなったのだ。

「転校生かぁ〜。私がもし高校生だったら、くるみちゃんの高校に転校してたのになぁ」

と、そんなことを話しているうちにチャイムが鳴り、先生が教室に入ってきた。
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