君の隣にいたかった。
きっと天空さんなら、なんでもできる。
私と違ってまだまだ人生長いんだから、諦めるなんてもったいないよ。
そう思いながら、私は天空さんにふわっと微笑みかけた。
「おーいっ! レジャーシート、ここに引いていいかー!?」
流星さんの声にハッとして、後ろに振り返る。
ユンちゃんと流星さんでレジャーシートを開いて、地面に引こうとしているらしい。
て、手伝いに行かなきゃ……!
「天空さん、叶君、行きましょうっ!」
「……あ、うん。そうだね」
……? 天空さん、顔が赤い?
少し気になったが、体調が悪いわけではなさそうなので、あまり気にしないことにした。