君の隣にいたかった。

「凛華……愛してる。世界で1番お前が好きだ」


「っ……じゃあ、彼女になっても、いいっ?」




そんなの、決まってるだろっ……。




「っ……、あぁ。凛華が俺でいいと言ってくれるなら」



「うん、私、叶君がいいっ……。―――大好きっ……」








そう笑顔を向けてくれた凛華は、ガクンとベッドに倒れた。








「……り、んか……?」



名前を呼んでみても、返事がない。


目を瞑っていて、まるで寝ているようにも見えるが、息をしていない。



「っ……! お、おいっ、嘘だろ……!? 凛華っ!」



肩を揺らしても、何度名前を呼んでもビクともしない。


あ……あ……あぁっ……。



「凛華ぁっ!!!」






♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜






「あの、こちらは姫宮様が持っていらしたお手紙でございます。天王院叶という方にお渡し下さいと」


「え……あ、俺ですけど」



凛華から……手紙……?


看護師から貰った手紙を開いて、椅子に座り読んでみる。





大好きな叶君へ
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これを読んでるってことは、私はもう、この世にいないのかな。
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初めて会った時、衝撃的でした。
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金髪の髪の毛が、とても綺麗に思ったのを覚えています。
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