君の隣にいたかった。
これまでも、この先も、ずっと一緒だ。
もう離れたりしない。
『あ〜……俺の恋人は本当に可愛いな』
『へっ……!?///』
恋人と言ってもらえた嬉しさと、褒められた恥ずかしさで再び頬が赤く染まる。
『わ、私の恋人はっ……カッコよすぎる』
このカッコよすぎる彼氏が、私は大好き。
この人に出会って、私の人生は変わった。
世界が綺麗で、美しく、素晴らしいものに見えた。
もうこの人なしでは生きていけないと思った。
それくらい、大好きなんだ。
『凛華』
『なぁに?』
『もう離さねぇ』
『っ……』
叶君の温かい腕に優しく包まれ、私は幸せすぎて泣きそうになった。
いつの日か、生まれ変わって健康な人間になって、
また、君と出会えたら……私は君の、隣に居るのかな。
『生まれ変わってもっ……また私を見つけてくれるっ……?』
『当たり前だろ? 何度生まれ変わっても、記憶がなくたって見つけてやる』
私の瞳から、大粒の涙がこぼれた。
この人が好き。どうしようもなく、大好き。
愛おしい。
だからね……。
『叶君』
『ん?』
『次生まれ変われたら、私と……』
その後の言葉は、恥ずかしくて言えなかった。
もう……これ以上望んだら、ダメ。