期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
「日本ではまだ馴染みのない国だな…ビジネスでの取引はあるが…観光はまだ・・・許可されていない」
「王太子ってコトは…?」
「アミールだ…」
「アミール?」
「あ…アラビア語で王子様を意味する…」
「えっ?名前ではないんですか?」
――――私の父も母から…アミールだと訊かされていた。私はずっとアミールは名前だと思い込んでいた。
伊集院さんに説明されて、初めて名前じゃないと気づいた。
「それよりも君…早くコーヒーを…」
「あ…申し訳ありません…」
アヴァンさんの秘書らしき人に怒られ、私は慌ててローテーブルにコーヒーを置いた。
「王太子ってコトは…?」
「アミールだ…」
「アミール?」
「あ…アラビア語で王子様を意味する…」
「えっ?名前ではないんですか?」
――――私の父も母から…アミールだと訊かされていた。私はずっとアミールは名前だと思い込んでいた。
伊集院さんに説明されて、初めて名前じゃないと気づいた。
「それよりも君…早くコーヒーを…」
「あ…申し訳ありません…」
アヴァンさんの秘書らしき人に怒られ、私は慌ててローテーブルにコーヒーを置いた。