期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
「同僚の先生と交際していたんですよね…」

「あぁ」

彼は再び口ごもってしまった。

「峻斗お前・・・何麻莉に余計なコトを言ってんだ?」

浩明さんは険しい表情で戻って来た。

「悪い…」

「浩明さん…余計なコトって…」

私は彼に反論した。

彼は私の隣に腰を下ろして、高崎さんを威圧する。

「母の教え子だって言うなら…教えてください…」


「そうだな…いずれは話すつもりでいた…」

浩明さんは素直に私に謝った。

高崎さんはバツの悪そうな顔で、缶ビールを煽る。

「会社のコトで二人で話がしたい。いいか?峻斗」

「んっ、あ…構わないぞ…」


「と言うワケで…麻莉…俺は峻斗と外出する…だから、先に寝てくれ」

「分かりました…」

何処か腑に落ちなかったが、現社長と前社長。色々と仕事上の相談事はあるだろうと思い、納得したように返した。


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