期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
「峻斗お前…どうやって泣き止ませたんだ?」

「別に特別なコトはしてないぞ…」

「いや…でも・・・泣き止んだぞ…」

浩明さんは真剣に高崎さんに育児のノウハウを訊いていた。

「偉く育児に積極的だな…お前…もしかして…麻莉さんはもう…」

「いや…赤ちゃんは出来ていない…でも、結婚したら即子作りに入るが…」

「はぁ?麻莉さん、そうなの?」

高崎さんが私に向かって問いかけて来た。

「はい…」

「いや…結婚していきなりは…もう少し甘い新婚生活送れよ…」

「浩明さんが歳だから…私はまだ若いから…直ぐじゃなくてもいいんですが…」


「そうだな…四捨五入するりゃもう四十歳だもんな…浩明…大丈夫か?」

「お前に心配される筋合いはない…」


「嫌でも…」

「うるさい…」

浩明さんは向きに怒った。
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