期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
間接照明とキャンドルだけの仄暗い店内。

こういうムードのある場所は女性と来るべき場所。

でも、俺が連れて来たのは竣斗。

俺と峻斗は皮張りのソファの椅子に腰を下ろした。

「浩明…お前…本当に大丈夫か?」
「何が?」

「何がって…麻莉さんはあの瑠莉さんの娘だろ?」

「そうだよ…」

「結婚してからもずっと隠し通していくのか?」

「そのつもりだ…だから余計なコトは言わないでくれ」

「浩明・・・」




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