期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
「それよりも何飲む?峻斗」
「あ…俺はマンハッタン」
「じゃ俺はジンライム…」

それぞれカクテルをオーダーした。

「俺と麻莉は仲良く新婚生活を送っていく…心配するな…峻斗」

「・・・」
「俺のせいで彼女は苦労した…でも、そんな苦労は億尾に出さず麻莉はとても頑張り屋で、心優しい女性だ。
亡くなった母の代わりに自分を育ててくれた伯父の家族に自分のバイト代を送金してさ…でも、伯父は麻莉の金をギャンブルや贔屓にしている水商売の女性に貢いでいた」

「・・・俺のせいって・・・俺達のせいだろ?浩明」
「峻斗・・・」
「マジで俺達の父親は麻莉さんに余計な苦労を掛けたんだな…」

「・・・しかし、いい気なもんだ…父は全部俺に罪を押し付けて…」


父は俺に罪を全部押し付けて自殺した。
俺は峻斗を口止めする為にバーへと誘ったが、彼に自分の辛いキモチを吐露していた。




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