期間限定マリアージュ～四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図～

二人で味わいながら、コーヒーを飲みながら話をする。
「麻莉の作ってくれた野菜スープをベースにして、商品企画部が今試作品を作っている…二週間後の試食会に君も参加して欲しいんだ…大丈夫か？」

「いいですけど…」

｢うまくいけば…来年の冬には発売されるかもしれないぞ…」

「・・・えっ・・それって本当の話ですか？」

「・・・夢じゃないぞ…」

私のスープが『セボン』の棚に並ぶ。

「何だか想像できません…」

｢だろうな…ついでに君のブレンドしたコーヒーも商品化してみたい…」

「浩明さん…私のコト過大評価してませんか？」

「してるよ…ダメか？」

「いえ…嬉しいです」